書籍詳細
コンサルタント論
ひこ
コンサルタントに最も必要なものはなにか? ― 次世代コンサルタントのイノベーション ―
本書はこうして生まれた若き(年齢だけではなく精神的に若い、つまり過去を破壊する力を持っている)次世代コンサルタントたちが作り出した「新しいコンサルタント像」に関する記述書である。
第1章では次世代コンサルタントのあるべき姿、特に社会における位置づけを「コンサルタントのミッション」として書いている。
第2章はコンサルタントの商品であるコンサルティングについて、“新しいコンサルティング”と“従来のコンサルティング”を対比して書いている。
第3章、第4章は次世代コンサルタントが開発したビジネスモデル、マーケティングモデルについて実例を紹介するとともに、そこに私の意見も入れながら書いている。
最終章はコンサルタントをこれから目指す人、現役コンサルタントで自らをイノベーションしたい人を対象として、その進め方、考え方を「プロフェショナルコンサルタントへの道」と題して書いている。
本書は次世代コンサルタントの中間報告書であり、明日への提案書でもある。コンサルタントやコンサルタント予備軍の方たちがこれを読み、さまざまな意見が出て、もっともっと新しい魅力的なコンサルタント像が生まれ、そしてそれが実現して行くことを期待している。
目次
- 序章:コンサルタントにイノベーションが起きている
- 1. 3つのイノベーション
- (1)イメージチェンジ
- (2)ボーダーレス
- (3)新しいビジネスモデル・マーケティングモデル
- 2. イノベーションの3つの要因
- (1)資格の飽和感
- (2)IT がコンサルティングテーマに
- (3)労働の流動性
- 3. 本書のねらい
- 1. 3つのイノベーション
- 第1章:コンサルタントのミッション
- 1. コンサルタントの定義
- コンサルタントは学者ではない
- コンサルタントは組織の部外者であり第三者
- コンサルタントは特定のニーズに対するプロフェショナル
- 2. コンサルタントの CSR
- コンサルタントにも CSR は求められる
- (1)存在責任
- (2)公益責任
- (3)公共責任
- クライアントの公共性を守る
- 公共性を持った次世代コンサルタントを育てる
- 3. コンサルタントの意義
- コンサルタントの意義は外から冷静に見ること
- 夢が実現する期待感
- 1. コンサルタントの定義
- 第2章:コンサルティング・イノベーション
- 1. コンサルティングの範囲
- (1)コンサルティングに含まれるもの
- (2)コンサルティングに含まれないもの
- 2. コンサルティングの指標
- 情報の指標はコンテンツ、表現、伝達
- (1)コンテンツの指標
- (2)表現の指標
- (3)伝達の指標
- 3. コンサルティングの対象
- コンサルティングの対象は人でも業務でもない
- コンサルティングはニーズのパターンで分類する
- コンサルティングの対象はクライアント
- 4. 商品開発
- (1)前提情報確認
- (2)事実情報収集
- (3)他人の意見収集
- (4)過去の自分の意見収集
- (5)意見創造
- 1. コンサルティングの範囲
- 第3章:ビジネスモデル・イノベーション
- 1. 組織モデル
- (1)組織化の原点
- (2)縦型組織
- (3)横型組織
- 2. オペレーションモデル
- (1)従来型モデル
- (2)新しいモデル
- 3. マネジメントモデル
- (1)マネジメントの構造
- (2)権限委譲としてのマネジメント
- (3)PDCA としてのマネジメント
- 1. 組織モデル
- 第4章:マーケティング・イノベーション
- 1. コンサルタントのマーケティング戦略
- (1)従来型のマーケティング
- (2)マーケティング戦略を考える
- 2. カスタマーマーケティング
- 3. チャネルマーケティング
- 営業はプロにまかせる
- (1)コンサルティングファーム
- (2)団体
- (3)コンサルタント仲間
- (4)一般企業
- (5)自らが設立した会社
- (6)協働受注組織
- 4. ブランドマーケティング
- 顧客満足度がブランドを生む
- (1)コンサルティングフィ-
- (2)肩書き
- (3)コンサルティング経験
- (4)執筆
- (5)講演
- 1. コンサルタントのマーケティング戦略
- 最終章:プロフェッショナルコンサルタントへの道
- コンサルタントの価値評価
- 2. コンサルタントのプライド
- (1)コンサルタントの持っている能力
- (2)コンサルティング経験
- (3)コンサルタントの持っている情報
- (4)仕事への愛
- (5)美意識
- 3. コンサルタントの魅力度
- (1)クライアントから見たコンサルタントの魅力度
- (2)チャネルから見たコンサルタントの魅力度
- (3)他コンサルタントから見たコンサルタントの魅力度
- 本音の結論
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概要
- コンサルタント論
- 初 版 :2008年11月
- 発行所:同友館
- 価 格 :2,000円+税