書籍詳細

中間管理職受難の時代といわれるなか、マネジャー育成は現代企業の急務となっています。マネジャーはマネジメントという仕事を担当する人を指し、誰かの行動を管理する人ではありません。マネジメントとは「現場でやっている仕事」と「経営」を理解し、双方のインターフェースになるものといわれています。多くのマネジャーは元トッププレイヤーですので、「現場」は理解しています。一方｢経営｣はやったことがなく、理解するのは困難です。本書はこのマネジャーが「経営を理解する」ことを目的としています。

＜中略＞

「はじめに」で企業をまず理解し、残りを PLAN、DO、SEE というマネジャーの仕事のサイクルに合わせてまとめています。PLAN の部は戦略、財務、DO の部は組織、ビジネスプロセス、市場、SEE の部でデータ分析、将来予測という７章立てになっています。
これらが72の用語別に文章と図解･イラストで書かれていますが、単なる経営用語集ではなく、全体が1つのストーリーを持っており、体系的に理解できるように工夫してあります。経営、そして企業を理解したい多くの人に本書が読まれることを期待します。