書籍詳細

 「数学」を使えるビジネスマンはみな幸福である

「だから文系は・・・」なんて、もう言わせない!

「数学」を使えるビジネスマンはみな幸福である

本書が扱う「数学」は思考法です。理系の人に、「だから文系はダメなんだ」と言われたことがある人は、本書を読めば、もうそんなことは言わせません。理系脳の人がさまざまなビジネスシーンでどんな思考法をとっているかがわかりやすく書かれています。それを身につければ、そこには「幸せ」が待っています。

本書は仕事の悩みを数学で解消するための処方箋です。

目次

  • はじめに
  • プロローグ
    • 無知を遺伝させない
    • テキパキ仕事をやるためのノウハウブック
    • 数活でかしこく"見える"ようになろう
  • 第1章:数活で時間をコントロールする
    • 【数活時間管理術 シーン1】予想から予測へ
      • 結果より根拠
      • 直感に合わせる
    • 【数活時間管理術 シーン2】普通に約束すれば2回に1回は遅れる
      • いつ終わりますか?
      • 数字がブレている
      • ブレの平均
      • 君は3シグマ外だ
      • ソフトウェア開発見積の真実
    • 【数活時間管理術 シーン3】時間を小さく切ればトレンドがわかる
      • 9時ちょうどの仕事の能率
      • 小さく区切るのが微分
      • 仕事量を微分すると「能率」が出る
    • 【数活時間管理術 シーン4】4次元の世界でワークライフバランスを考える
      • 4次元の商品
      • 次元を増やす、減らす
      • 時間をコントロールする
    • 【数活時間管理術 シーン5】キャリアプランはベクトルを考える
      • キャリアプランは発展計画
      • 自然に生まれるベクトルを意識する
      • ベテランになるベクトル
      • マイナスのベクトルが働く
      • リーダー力は愛とリーダーシップ
      • マネジメント力には自然ベクトルが働かない
    • coffee break1:ワークライフバランスを数活…資格試験必勝法
  • 第2章:数活で脳を開発する
    • 【数活能力アップ シーン1】まわりから「かしこい」と言われるには
      • 論理性を定義する
      • 論理性を高めるテクニック
      • 文書でかしこく見せる
    • 【数活能力アップ シーン2】キレのよい意見
      • そう考えるしかない
      • 効果はあるの?
      • 統計学的に言って・・・
      • 推定の裏返しを使う
      • キレのある説得
    • 【数活能力アップ シーン3】クレーム発生!
      • 品質は"感じ"ではなく数字
      • リスクは消えない
      • さあどうする?
      • ゲームで考えよう
      • リスク対応力を高める
      • ここはマキシミニでしょう
    • 【数活能力アップ シーン4】数字にすれば気持がわかる
      • 人間の感情だって数字にできる
      • 顧客満足度だって数字にできる
      • 感覚と数字を合わせるテクニック
    • coffee break2:子育てを数活…子供を東大に入れる方法
  • 第3章:数活でカネに強くなる
    • 【数活金銭感覚 シーン1】経理に強いビジネスマンになる
      • 経理なんて役に立つのかなあ
      • 会計と財務の違いは?
      • 資金と資本って違うの?
      • 会計は集計
      • バランスシートはバランスして当たり前
      • ブッキ、ブキ、ボキ
      • 算数から見た簿記
      • 簿記を数活する
    • 【数活金銭感覚 シーン2】ノルマから逃れる方法
      • 予算は明日の会計
      • 限界は微分すること
      • 正規化なんていってみたい
      • 予算は約束
      • 数活すればストレスを生まない
    • 【数活金銭感覚 シーン3】給与を上げたい
      • 給与は分け前
      • 利益が倍なら給与も倍
      • 利益と給与が比例する幸せ
      • 給与はフェアに
      • 時間で分配される給与
      • 業績給だけでは不公平
    • 【数活金銭感覚 シーン4】株価のメカニズム
      • 株価が下がって未曾有の経済危機
      • 株価はこうやって上がる
      • 今日の価値と未来の価値
      • 今日の100万円と1年後の100万円
      • よし「買い」だ
      • 株に強いビジネスマン
    • coffee break3:投資を数活…カネを生む投資術
  • 第4章:数活で売れる仕組みを作る
    • 【数活マーケティング シーン1】マーケットパイを読め!
      • パイをあてろ
      • 人口がわかればパイがわかる
      • エリアごとにマーケティングを考える
    • 【数活マーケティング シーン2】商品に働くベクトル
      • 商品の生きざま
      • 商品ライフサイクルで明日を予測する
      • 商品のポジションを考える
      • 自然ベクトルの波に乗る
    • 【数活マーケティング シーン3】マーケティングをゲームで考える
      • マーケティングを定義する
      • マーケット拡大でバトル開始
      • 囚人のジレンマ
      • 価格を下げるか、下げないか
      • くり返しゲーム
      • 益は買にあり
      • それじゃあゼロサムゲームだ
    • coffee break4:健康を数活…数活式ダイエット法
  • 第5章:数活で情報をあやつる
    • 【数活情報活用 シーン1】データと情報って違うの?
      • 数活で情報を定義
      • データと情報
      • コンピュータの歴史
      • ネットとネットがつながる
      • インターネットが生まれなかった理由
      • インターネットをゲームの理論で考える
      • インターネットの誕生
      • インターネットがネットワークを飲み込む
    • 【数活情報活用 シーン2】そのマーケティングリサーチ料高すぎます
      • 情報の値段
      • 期待値は未来の平均値
      • 情報を買うか買わないか
    • 【数活情報活用 シーン3】次元を落とせば犯人がわかる
      • 4次元の世界の表
      • クロス表では数字が多すぎる
      • 「1次元から0次元へ」をくり返す
    • 【数活情報活用 シーン4】テレビがデジタルになると誰が幸せになるの?
      • デジタルとアナログ
      • 微分すれば音だってコンピュータが覚えてくれる
      • 動画だってデジタルだ
      • 最後のインターネットワークはテレビ
      • テレビとインターネットがつながると
    • coffee break5:余暇を数活…「天気予報はなぜいつも雨?」
  • 第6章:数活で経営者の気持を理解する
    • 【数活経営思考 シーン1】いつになったら景気は良くなるの
      • 景気を数字で表す
      • 気持を数量化
      • 景気はアナログ
      • 波が重なる
      • 景気をゲームで考える
      • 金利を下げると景気は上がる?
    • 【数活経営思考 シーン2】M&Aの不思議「なんで、手を握りたがるんだろう」
      • 経営戦略はベクトルの方向
      • ビジョン・経営計画はベクトルを分解・合成して考える
      • 出店すれば仲良くするはず
      • 利益を考えて冷静に行動する経営
    • 【数活経営思考 シーン3】組織をフラットにする
      • 管理スパンで階層数が決まる
      • 管理スパンを上げる
      • 組織をインターネットする
      • やる気は定義されていない
      • ムードを定義する
      • ムードが上がれば給与が上がる
    • coffee break6:老後を数活…「私の年金はどこへ行ったの?」

 この本の中身をPDFでご覧いただけます。

概要

「数学」を使えるビジネスマンはみな幸福である
初 版 :2009年9月
発行所:KKベストセラーズ
価 格 :686円+税